漫才ロボにがん患者も笑み AI技術、言い間違えも

患者を前に漫才を披露した漫才ロボット「あいちゃん」(左)、「ゴン太」と、解説する甲南大知能情報学部の灘本明代教授=21日午後、大阪市の大阪国際がんセンター

 大阪国際がんセンター(大阪市)は甲南大などと共同で、人工知能(AI)で台本を自動作成する「漫才ロボット」を使い、がん患者を笑わせられるか実証研究を始めた。21日は漫才ロボット「あいちゃん」と「ゴン太」が登場し3回実演。大笑いとはならなかったが、笑みをこぼす患者もいた。

 漫才ロボは与えられたお題にまつわるウェブニュースを基にインターネット上でさまざまな知識を習得し、漫才の台本を数分で自動作成。

 患者から出された「大阪万博」のお題では、一緒に行きたい有名人として人気アイドルグループ「関ジャニ∞」を選び出したが、「せきジャニ∞」と言い間違えも。


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