レーダー照射、協議継続は困難 防衛省が最終見解、韓国に抗議

韓国海軍の駆逐艦から海自哨戒機が火器管制レーダーを照射された問題で、防衛省が公開した映像=2018年12月20日、石川県・能登半島沖(防衛省提供)

 韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題で、防衛省は21日、最終見解を明らかにした。哨戒機が照射を受けた際に探知したレーダーの電波を音に変換した記録を新たな証拠として公開。改めて韓国側に強く抗議し、照射の事実を認め、再発防止を徹底するよう要求した。実務者協議を継続しても真実の究明に至らないと考えられるとして「協議を韓国側と続けることはもはや困難と判断した」と表明。協議に幕引きを図る考えを示した。


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