馬毛島調査の意向、市長に伝達 買収巡り、防衛副大臣

鹿児島県西之表市・馬毛島の買収を巡り会談に臨む原田憲治防衛副大臣(手前左)と西之表市の八板俊輔市長(同右)=21日午前、西之表市役所

 原田憲治防衛副大臣は21日、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とする鹿児島県西之表市・馬毛島の買収を巡り、市役所で八板俊輔市長と会談した。移転後の施設整備や米側との具体的な協議のため、今月下旬以降に現地調査を実施する意向を伝えた。21日午後には三反園訓県知事とも会談。

 八板市長は2017年、FCLP受け入れに反対を表明して初当選した。現在も移転には慎重姿勢だ。会談で原田氏は「安全保障上重要」と移転の必要性を強調し、早期の受け入れに向けた市側の協力を求めた。

 八板市長は買収交渉が継続中で、契約がまだ成立していないことを確認した。


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