陸自が実弾射撃訓練を再開、滋賀 饗庭野演習場

 滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野演習場で21日、81ミリ迫撃砲の実弾射撃訓練が再開された。同演習場では昨年11月、81ミリ迫撃砲を国道付近に誤射して民間の車を破損させる被害を出し、実弾を使用した訓練を中止していた。

 また、2月に実施される日米共同訓練について、福井正明市長が同市の今津駐屯地で、陸自中部方面総監部(兵庫県伊丹市)の岸川公彦総監らと面会し、安全な訓練の実施を要請した。

 福井市長は「防衛問題は国の専管事項だ。改めて安全対策には万全の対策を講じてほしい」と述べ、安全要請文書を手渡した。岸川総監は「二度と事故が起きないようにする」と話した。


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