仏抗議デモ、規模縮小せず 10週連続、全国8万4千人

19日、パリの通りを練り歩く黄色いベスト運動のデモ参加者ら(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】フランスでマクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモが19日、10週連続で行われ、同国メディアによると内務省は、全国の参加者が前週12日と同じ約8万4千人だったとの集計を明らかにした。

 マクロン政権はデモを生む市民の不満を受け止めようと、15日から2カ月にわたる「国民大討論」の取り組みを始めたが、デモの規模縮小にはつながらなかった。

 政府は引き続き全国で警官・憲兵計約8万人を動員する警戒態勢を敷いた。地方では再び警官隊との衝突が起きたが、パリでは今回、混乱は生じなかった。


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