2019年1月19日 12:32 | 無料公開
ペルーのフジモリ元大統領(AP=共同)
【サンパウロ共同】在任中の人権侵害事件での禁錮刑に与えられた人道的恩赦を昨年10月に取り消され、再収監を命じられた南米ペルーのフジモリ元大統領(80)について、裁判所からの委託で診察した医師団は18日、刑務所で服役が可能との診断を示した。フジモリ氏は体調を崩し入院を続けていたが、再び収監される可能性が高まった。
在任中に左翼ゲリラと間違えられた市民らが軍に殺害された事件で、フジモリ氏は2010年に禁錮25年が確定。高齢や病気を理由に17年12月に政府から恩赦を与えられたが、遺族らの申し立てを受け、最高裁が恩赦を取り消す決定をした。