2019年1月19日 09:01 | 無料公開
大分大医学部を中心とする研究グループは、腹腔鏡を使った胆のう摘出手術で切除する器官や部位を見分けて映像に表示するシステムの開発を進めており、このほど検証実験に成功したと明らかにした。人工知能(AI)を活用しており、臨床現場で2年後の実用化を目指す。
このシステムは、腹腔鏡を通じてモニターに映し出した体内の様子に、胆のう摘出時に切除する胆のう管とそれ以外の隣接器官を判別して指し示す四角形の囲いを、目印として重ねて示すもの。
研究グループは、大分大と福岡工業大、光学機器大手オリンパスからなり、システムの特許を出願している。