新種の白いエビ世界初展示、福島 いわき市の水族館

世界初の展示が始まった、新種の白いエビ「シラユキモロトゲエビ」=18日、福島県いわき市のアクアマリンふくしま

 福島県いわき市の水族館アクアマリンふくしまは18日、新種の白いエビ「シラユキモロトゲエビ」の展示を始めた。16日に新種と公表されたばかりで、世界で初展示という。

 同館が昨夏、北海道羅臼沖の水深500〜800メートルで採集。高級すしネタとして知られるラウスブドウエビの仲間で、透き通るような白い体が特徴。約15センチの成体3匹を展示している。

 2014年の初採集後、千葉県立中央博物館と同館が研究を進めていた。名前は羅臼町の小学生が考えた「白雪姫エビ」にちなんだ。

 飼育員の松崎浩二さん(44)は「生きた新種の展示は珍しい。見に来てください」とPRしている。


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