米小売りシアーズ、存続へ 会長の投資会社が買収

米ニュージャージー州ハッケンサックにあるシアーズの店舗=8日(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】経営破綻した米小売り大手のシアーズ・ホールディングスは17日、前最高経営責任者(CEO)のランパート会長が提案した再建案を選んだと発表した。裁判所の認可を条件に、ランパート会長が率いる投資会社が52億ドル(約5600億円)で、店舗などの資産を買い取り、事業を存続する。

 シアーズは1893年設立。現在は百貨店「シアーズ」とディスカウント店「Kマート」を運営している。かつては米小売業界最大手だったが、顧客離れが進み、昨年10月、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請した。


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