世界遺産、奄美・沖縄を再推薦 政府が決定、20年登録目指す

沖縄本島北部の「やんばるの森」

 政府は17日、世界遺産条約の関係省庁連絡会議で、自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に再推薦すると正式に決めた。22日に閣議了解し、2月1日までに推薦書を提出。2020年夏の世界遺産委員会で登録の可否が審査される見通しだ。

 政府は17年に推薦したが、昨年、事前審査したユネスコ諮問機関から課題を指摘され、いったん取り下げた。その後、推薦範囲の拡張や自然保護の強化といった見直しを進めていた。日本の世界自然遺産は現在、知床(北海道)、小笠原諸島(東京)など4件ある。


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