民族衝突で900人死亡、コンゴ 住民指導者埋葬で対立激化

 【ナイロビ共同】国連は16日、アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)の西部マイヌドンベ州で昨年12月16〜18日に民族衝突が起き、少なくとも890人が死亡し80人以上が負傷したと発表した。

 衝突したのは、長年対立関係にあるバヌヌとバテンデの両民族。現地からの報道によると、バヌヌの人々が住民指導者をバテンデの土地に埋葬しようとしたところ、対立が激化した。

 衝突は首都キンシャサから約300キロ離れた四つの村で起きた。国連によると、400軒以上の家屋が焼き払われたり略奪されたりした。約1万6千人が隣国コンゴ共和国に避難したという。


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