阪神大震災から24年 平成最後の祈りと伝承

阪神大震災の発生から24年の朝を迎えた、追悼会場の東遊園地=17日午前5時54分、神戸市中央区

 6434人が亡くなった阪神大震災は17日、発生から24年を迎えた。地震が起きた午前5時46分には、平成最後の追悼式典で犠牲者を悼んだ。被災者の高齢化は進み、兵庫県内各地での祈りには、記憶を新しい時代につなごうという決意が込められた。

 四半世紀近くがたち、新社会人は震災後生まれが急増。風化が懸念される中、昨年は西日本豪雨や最大震度7を観測した北海道の地震など自然が猛威を振るった。南海トラフ巨大地震も予想され、阪神の被災地で培った教訓をどう生かすのかが改めて問われる。


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