阪神大震災から17日で24年 平成最後の追悼、行事減少

兵庫県宝塚市で開かれた阪神大震災の追悼行事=16日夕

 6434人が亡くなった阪神大震災から17日で24年となり、平成最後の追悼行事で多くの市民が祈りをささげる。当時を知る被災者の高齢化は進んでいる。列島各地で大規模災害が相次ぎ、南海トラフ巨大地震も懸念される中、記憶を新しい時代に継承する重要性が増している。

 兵庫県伊丹市の昆陽池公園では16日午後、住民が犠牲者と同じ数のろうそくに火をともして黙とうした。同県宝塚市の武庫川の中州には、石を積んでかたどった「生」の文字がライトアップされた。「1・17のつどい」が開かれる神戸市中央区の公園「東遊園地」では市民らが竹灯籠を並べ、祈りの準備を進めた。


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