「鮮烈な連続優勝」 角界からさまざまな声

2017年3月、大相撲春場所で2場所連続2度目の優勝を果たし、賜杯を手にする横綱稀勢の里=大阪市

 横綱稀勢の里の引退決断を受け、日本相撲協会関係者はさまざまな思いを述べた。審判部の阿武松部長(元関脇益荒雄)は「2場所連続の鮮烈な優勝は私も頭の中に残る。本音を言えば、横綱としてもっと土俵に上がって白星を重ねてほしかった」と残念がった。

 度重なるけがに苦しみながらも史上2位の通算1047勝を積み上げた浅香山親方(元大関魁皇)は「一つ勝てば変わる気はしたんじゃないか。本人が一番、悔しいと思う」と引退を惜しんだ。兄弟子に当たる西岩親方(元関脇若の里)は「残念という気持ちとよくやったという気持ち。けがをして苦しんだけど立派な横綱だった」とねぎらった。


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