経産省、ボーイングと技術協力 航空機の電動化で合意

航空機の先進技術協力で合意し、握手する経産省の磯崎仁彦副大臣(左)とボーイングのハイスロップCTO=15日午後、経産省

 経済産業省と米航空機大手ボーイングは15日、航空機の電動化や製造の自動化など先進技術について、開発協力を進めることで合意した。経産省は技術力のある日本企業をボーイングに紹介し、成長分野での事業拡大や新規参入を後押しする。

 次世代の電動航空機は環境負荷や燃費の改善などが期待され、世界的に開発競争が加速している。50席程度の小型機では2020年代後半にも一部が電動化された航空機が登場するとの見方もある。高効率で軽量なモーターや蓄電池の開発が鍵で、日本企業はこうした技術で強みを持つ。

 15日は磯崎仁彦副大臣とボーイングのハイスロップCTOが合意書に署名した。


  • LINEで送る