2019年1月15日 15:20 | 無料公開
山形県河北町のアンテナショップ「かほくらし」で一日店長を務めた最上川司=東京都世田谷区
異色の“ビジュアル系演歌歌手”最上川司が、山形県河北町のアンテナショップ「かほくらし」(東京都世田谷区)の開店セレモニーに登場した。同町出身で、ご当地グルメ「かほく冷たい肉そば」の商品プロデュースも手掛ける最上川。この日も一日店長として、故郷の名産を「僕の大事な宝物」とアピールした。
父親の影響で「3歳の頃から演歌が好き」。高校時代にドラムと出合い、ビジュアル系ロックバンドでドラマーとして活躍しつつも、演歌への情熱を抱き続けた。2015年、バンドと掛け持ちで演歌歌手としてデビュー。ロックの要素も取り入れた“ビジュアル演歌”で話題を集める。
上京して19年になるが「河北のことは一日たりとも忘れたことがない」という。幼い頃は「(県内を流れる)最上川で釣りやピクニックをして遊んだ。演歌の曲を作る時には、当時の思い出や情景を盛り込んでいます」。
地元愛あふれる活動のかいあって、山形でのイベントなどに招かれる機会が増えているという。「最近は実家に帰り過ぎてしまって、母親がごちそうを作ってくれなくなった」と苦笑する。
演歌歌手としての今年の目標を問われると「歌うのはもちろん、制作の面でも新しい挑戦を考えている。山形から世界に羽ばたきたい」と、さらなる飛躍を誓った。