シリアの安全地帯設置構想を協議 米トルコ大統領、電話会談

トルコのエルドアン大統領、トランプ米大統領(いずれもロイター=共同)

 【イスタンブール、ワシントン共同】トランプ米大統領とトルコのエルドアン大統領は14日、電話会談し、米軍の撤収決定に絡み、シリア北部に安全地帯を設置する構想を協議した。アナトリア通信が伝えた。

 トランプ氏は13日のツイッターで、米軍が支援してきたシリアのクルド人勢力を攻撃すればトルコを「経済的に壊滅させる」とけん制する一方、同勢力にも挑発を控えるよう要求。20マイル(約32キロ)の安全地帯を設ける考えに言及していた。

 エルドアン氏はトランプ氏に対し、米軍撤収に際しあらゆる支援を行う考えを表明する一方、トルコの安全を脅かすテロ組織とは戦うと伝えた。


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