原発周辺住民から厳しい意見 再稼働審査クリアの東海第2

 日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)が再稼働に向けた審査をクリアしたことを受け、県主催の住民説明会が13日、東海村で開かれた。約140人が参加し、質疑応答で「再稼働しない方が安心して生活できる」といった厳しい意見や、原電の経営基盤を不安視する声が相次いだ。

 県は今後、原発30キロ圏内の5カ所で同様の説明会を行い、15日から3月15日の間には、審査結果や事故防止対策などについて県民に意見を募る予定。県が独自に実施中の安全性検証作業に、これらを反映させる方針だ。

 県の担当者は「審査に納得できない意見が多数で、どう対応するか、検討したい」と話した。


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