2019年1月12日 07:17 | 無料公開
国名を「北マケドニア共和国」に変更する憲法改正案を承認したマケドニア議会=11日、スコピエ(ゲッティ=共同)
【ウィーン共同】旧ユーゴスラビアのマケドニア議会(120議席)は11日、国名を「北マケドニア共和国」に変更する憲法改正案を承認した。国名論争を抱えマケドニアの北大西洋条約機構(NATO)加盟に反対していたギリシャとの合意に基づくもので、NATOや欧州連合(EU)への加盟へ向け大きく前進した。
バルカン半島の旧ユーゴ諸国でロシアや中国が影響力を強めており、マケドニア国内では国名変更への反対も強い。改憲が頓挫すればEUやNATOのバルカン拡大戦略の停滞が懸念されていたが、難関を切り抜けた。
国名変更は、ギリシャ議会による両国合意の承認後となる。