公演休止ゼロ、褒めて 大型衣装健在の小林幸子

コンサートで大型衣装を披露する小林幸子=東京都内

 歌手の小林幸子が芸能生活55周年を記念したコンサートツアーの初回公演後、東京都内で取材会を開いた。歌う姿を動画配信サイトに流して若い世代にファン層を広げるなど、枠にとらわれない活動をしてきた人らしく、「また新しい小林幸子探しをスタートしたい」と気持ちを新たにしていた。

 取材陣の前に現れた小林は2月発売の新曲「ポーカーフェイスにさよなら」も披露した初演について「どきどきしていたが、良いスタートが切れた」とホッとした様子。

 約70カ所を回るツアーでは、NHK紅白歌合戦でも熱唱した初音ミクの「千本桜」を、今回の公演に合わせて用意した大型衣装を着て披露する予定。「あっと驚くショー構成にしてみました」とニヤリ。

 デビューは1964年。「(作曲家の)古賀政男先生にスカウトしていただかなければ今の私はいない」と恩人に感謝をささげつつ、ネットの活用も「大きな節目」と振り返った。

 パワーの源を取材陣から問われると「検査フェチ。医者から悪いところがないと言われることが安心につながる」とか。「褒めてもらいたいことが一つあるとしたら、本当に丈夫で仕事に穴をあけたことがないことかな」と笑みを振りまいた。


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