東京・品川中1自殺訴訟が和解 いじめ訴えた両親と同級生

 東京都品川区で2012年に自殺した区立中1年の男子生徒=当時(12)=の両親が、いじめが原因だとして区や同級生14人らに損害賠償を求めた訴訟は9日、東京地裁(中吉徹郎裁判長)で和解が成立した。原告側代理人弁護士によると、和解条項には哀悼の意などが盛り込まれた。区と同級生らはそれぞれに応じた解決金を両親に支払う。金額は非公表。

 男子生徒は12年9月に自宅で首つり自殺した。品川区教育委員会が設置した調査対策委員会は同年11月、いじめと自殺に「密接な関係があった」とする調査結果をまとめた。両親は14年2月、同級生らの暴力などいじめが自殺につながったとして提訴。


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