暴行やけが15件報告せず 障害者施設運営の武蔵野会

 知的障害者の入所施設などを運営する社会福祉法人「武蔵野会」(東京都)が、入所者間の暴行を都に報告していなかった問題で、骨折事故といった過去の報告漏れが15件に上ることが9日、分かった。都によると、既に明らかになっていたケース以外にも、入所者同士の性的暴行やけがなどがあった。

 同会は都の指導を受けてこれらについて新たに報告したほか、事故防止の取り組みや運営態勢の整備に関する改善報告を7日に提出した。同会の高橋信夫理事長は「都の指導を真摯に受け止め、改善に取り組みたい」としている。

 同会が運営する伊豆大島の知的障害者入所施設「大島恵の園」で報告漏れがあった。


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