2019年1月8日 18:58 | 無料公開
武田薬品工業による欧州医薬品大手シャイアーの買収費用の総額が6兆1984億円になったことが8日、分かった。国内企業による海外買収では過去最高額となったことが確定した。
武田が関東財務局に同日、提出した臨時報告書で明らかにした。買収合意を発表した昨年5月時点で総額は約7兆円になる計算だった。
武田はシャイアーの完全子会社化によって、米国事業の拡大を図るほか、がんや希少疾患などの治療薬の研究開発力を高める。一方、財務の改善に向けて非中核事業を売却する方針だ。