東証続伸、終値は165円高 円安進行を好感

東京証券取引所=東京都中央区日本橋兜町

 8日の東京株式市場は、貿易摩擦問題を巡る米中協議の進展への期待と円安進行が買い材料となり、日経平均株価(225種)は続伸した。上げ幅は一時300円を超えた。終値は前日比165円07銭高の2万0204円04銭と約3週間ぶりの高値を付けた。

 東証株価指数(TOPIX)は5・90ポイント高の1518・43。出来高は約15億5200万株。

 前日の米株高の流れを引き継ぎ、朝方から買いが優勢だった。市場では「米中対立が緩和に向かうとの期待から投資家の不安心理がひとまず和らいだ」(大手証券)との見方が広がった。


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