渋滞予測にAI活用、東日本高速 精度向上目指し

東京湾アクアラインと海ほたるパーキングエリア。奥は東京方面=千葉県木更津市

 東日本高速道路は渋滞予測の精度向上を目指し、人工知能(AI)の活用を進めている。行楽期などの長期予測に役立つシステムの導入に加え、東京湾アクアラインでは30分単位の自動予測化に着手。同社の専門職「渋滞予報士」の負担を軽減し、ユーザーの利便性も高める狙いだ。

 数カ月先の長期予測は、予報士が過去3年の渋滞データや最近の交通量、連休状況、イベント情報などを踏まえ判断している。新システムでは、予測ノウハウと14年分のデータなどを学んだAIに渋滞発生日時と場所を予測させて、予報士が確認作業に利用。昨年、関越自動車道の混雑期に試行したところ、一定の成果が得られた。


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