海底の火山噴火、常時観測へ 規制委、原発審査に活用

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姶良カルデラ

 原子力規制委員会が2021年度にも、鹿児島湾内にある火山「姶良カルデラ」の海底に地震計などを設置し、常時観測を始めることが7日、規制委への取材で分かった。極めて大規模な「破局的噴火」に至る過程などを調べ、原発の新規制基準への適合審査に活用するとしている。規制委によると、海底での常時観測は国内で初めて。

 破局的噴火は、発生頻度は極めて低いが、火砕流で広範囲が壊滅状態に陥る。ただ、科学的な観測データがないため詳細は分かっていない。噴出物量は100立方キロメートル以上で、火山の桜島がある姶良カルデラでは2万5千年前から3万年ほど前に起きたとされる。