イオン、障害者を店頭で積極活用 就労機会を拡大

障害のある従業員らに業務の説明をするイオンのグループ会社の担当者(奥)=2018年12月、千葉市

 流通大手イオンが、雑貨店や映画館などを運営するグループ会社と協力し、障害者を店頭業務に積極活用する取り組みを始めることが5日、分かった。個々の能力に応じた活躍の場を多く提供することで、就労機会を拡大させていくのが狙い。これまでは主に事務的な仕事に従事してきたが、お互いが協力し合うことで新たな業務が習得できるように支援する。大手企業でこうした取り組みは珍しい試みだという。

 障害者が4人で一つのチームをつくり、グループ4社の店舗を回る。まずは7日からイオンモール幕張新都心(千葉市)でスタートする。担当者は「店頭で当たり前に働く社会を実現したい」と話している。


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