首相、日ロ交渉前進へ意欲 改憲「広範な合意に期待」

 安倍晋三首相は4日、三重県伊勢市での年頭記者会見で、北方領土問題を含むロシアとの平和条約締結交渉に関し、21日を軸に調整している首脳会談での前進に意欲を示した。「下旬にロシアを訪問し、プーチン大統領との間で、できるだけ交渉を進展させたい」と述べた。憲法改正について、与野党の立場を超え「できる限り広範な合意が得られることを期待する」と呼び掛けた。夏の参院選に合わせた衆院解散・総選挙は否定した。

 日ロ交渉を巡り、首相は14日の外相会談にも触れ「集中して交渉を行う」と話した。


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