京都・伏見稲荷でさい銭開き 「福よ来い」願う

京都市の伏見稲荷大社で、正月三が日のさい銭を勘定する銀行員=4日午前

 商売繁盛の神様として知られる京都市伏見区の伏見稲荷大社で4日、正月三が日に集まったさい銭を勘定する恒例の「さい銭開き」が始まった。

 白衣姿の銀行員が社務所で、白い布の上にさい銭を広げると「29451(福よ来い)」「11104(いい年)」など、縁起の良い語呂合わせの金額を書いた小切手や外国の紙幣も交じっていた。

 伏見稲荷大社によると、銀行員が紙幣や小銭に分け、数日かけて集計する。大社の担当者は「今年は天候に恵まれ、多くの人に参拝していただいた。実りのある希望に満ちた年になるように祈念します」と話した。総額や三が日の参拝者数は公表しない。


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