辞職の前文科局長、五輪組織委へ 贈賄罪で起訴の役員から接待

 贈賄罪で起訴された元コンサルタント会社役員から飲食接待を受けたとして処分され、辞職した前文部科学省初等中等教育局長の高橋道和氏(57)が2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会入りすることが3日、複数の関係者への取材で分かった。

 高橋氏は文科省外局のスポーツ庁で、ナンバー2の次長を15年10月の発足時から17年7月まで務めており、スポーツ行政の豊富な経験を買われたとみられる。接待問題では昨年9月に減給の懲戒処分を受けた。

 組織委は事務総長を元財務事務次官の武藤敏郎氏が務めるなど、官僚出身者を登用している。


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