2018年12月31日 02:00 | 無料公開
日中両政府は貿易や投資など経済課題を議論する閣僚級の「ハイレベル経済対話」について、来年早期の中国開催へ検討に入った。複数の日中関係筋が30日、明らかにした。来春の実施が有力だ。安倍晋三首相の10月の訪中時、習近平国家主席と合意した「日中新時代」構築を踏まえ、関係改善を加速。来年6月の大阪での20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせた習氏の就任後初来日への環境整備と位置付ける。
同対話が実現すれば、今年4月の東京以来、5回目。中国側には、トランプ米政権との貿易摩擦激化を受け、日本を引き付けておく思惑がある。