中国、ゲノム編集で全国調査 大学に通達、遺伝研究重点に

 【広州共同】中国・南方科技大の副教授がゲノム編集技術を使って双子を誕生させたと主張した問題を受け、中国教育省は全国の大学に対し、ゲノム編集に関する研究について倫理規定や法律違反がないかどうかを内部調査するよう命じる通達を出した。中国メディアが30日までに伝えた。

 2013年1月以降の研究を対象とし、大学の付属病院や国際機関との協力プロジェクト、人類の遺伝に関わる研究について重点的に調べるよう指示。結果を31日までに報告するよう求めた。

 一方、米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は、副教授が広東省深セン市にある南方科技大のゲストハウスに隔離されていると報じた。


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