2018年12月29日 00:53 | 無料公開
死去したアモス・オズ氏(AP=共同)
【エルサレム共同】現代イスラエルを代表する作家で、ノーベル文学賞の候補にも取り沙汰されたアモス・オズ氏が28日、死去した。79歳。がんで闘病していた。イスラエルのメディアが伝えた。政治的にはイスラエルとパレスチナの共存が必要と訴え、平和活動家としても知られた。
1939年、英委任統治下のエルサレムで生まれた。10代で母が自殺、その後、イスラエル中部のキブツ(集団農場)で社会主義の影響が残る共同生活を送った。
ヘブライ大で哲学、文学を専攻。20代から作品を発表し、人間の弱さなどを巧みに描写、普遍性のある内容が国内外で高く評価された。