小中校の時間割や学年、廃止検討 名古屋市、いじめ減期待も

市立小、中学校での時間割や学年の枠を廃止した授業の導入に向け、教員らが参加して開かれた勉強会=28日午後、名古屋市

 名古屋市は28日、市立小、中学校での時間割や学年の枠を廃止した授業の導入に向け、教員らが参加する勉強会を初めて開いた。子どもの個性に応じた教育を実現するのが狙いで、いじめが減るなどの効果も期待できるという。市は来年度にも一部での試行を目指す。

 市は、オランダで普及している「イエナプラン」と呼ばれる教育法を参考に検討。国内では私立小学校で同様の仕組みを取り入れる動きがあるが、公立学校に導入した例はないという。

 勉強会には、教育の専門家や市立学校、幼稚園の教員ら約180人が参加、河村たかし市長が「のびのび好きなことをやれるようにしよう」とあいさつした。


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