佐賀、長崎知事が協議へ 九州新幹線整備巡り

取材に応じる佐賀県の山口祥義知事=27日午後、佐賀県庁

 佐賀県の山口祥義知事は27日、報道各社のインタビューに応じ、九州新幹線長崎ルート(博多―長崎)を巡り、長崎県の中村法道知事と来年1月に協議する方向で調整していると明らかにした。整備方式で両県の主張には隔たりがある。

 佐賀県によると、両氏の正式な協議は、長崎ルートで佐賀県内を通る新鳥栖―武雄温泉で導入予定だったフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の開発が遅れ、7月に断念が決まってからは初めて。

 同区間の整備方式を巡っては、FGTの代替案として全線フル規格とミニ新幹線が上がっている。


  • LINEで送る