2018年12月27日 18:37 | 無料公開
ごみ焼却施設がある建物の屋上に設置されたCO2回収プラント=8月、スイス中部(共同)
【ジュネーブ共同】温室効果ガスの一種、二酸化炭素(CO2)を大気中から回収し、農家の温室などに供給する商業プラントの商用化にスイスの企業が成功し、稼働を始めた。地球温暖化に大きな影響を及ぼすCO2削減に貢献できるとして普及を図り「2025年には世界で排出されるCO2の1%の回収を目指す」と意気込む。
開発したベンチャー企業、クライムワークスは、商用化は「世界初」としており、各国も注目。広報担当者は欧州諸国を中心に引き合いがあり「日本の企業や自治体からも問い合わせがある」と話す。