女性自衛官を潜水艦乗務に起用 配置制限を全面解除、防衛省

海上自衛隊の潜水艦(海自ホームページから)

 防衛省は21日、海上自衛隊の潜水艦の乗組員に女性自衛官を起用できるよう配置制限を解除した。母体保護の観点から、労働基準法の女性の就業制限職域に当たるとして就けない職種はあるものの、女性自衛官の配置制限が事実上、全面的に解除されたことになる。

 防衛省によると、2019年度予算案でおやしお型潜水艦に女性区画を整備する改修費に約1300万円、潜水艦教育訓練隊(広島県)の施設改修費に約1500万円が計上された。20年2月に1期生が訓練隊に入り、21年ごろに初の女性乗組員が誕生する可能性がある。

 防衛省は順次、女性の配置制限を解除している。


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