パイロット飲酒で日航に改善命令 国交省、重い処分

事業改善命令を受け、取材に応じる日本航空の赤坂祐二社長=21日午前、国交省

 パイロットの飲酒不祥事で、国土交通省は21日、日航に対し、航空法に基づく事業改善命令を出した。日航では、英国で副操縦士=懲戒解雇=が乗務前の大量飲酒を理由に実刑判決が言い渡されるなど飲酒を巡る問題が相次ぎ発覚。国交省は、事業許可取り消し、事業停止命令に次ぐ重い処分を科し、日航に安全管理態勢の立て直しを求めることにした。

 日航の赤坂祐二社長は21日、国土交通省で事業改善命令を伝えられた後、「皆さまに多大なご迷惑を掛け、深くおわび申し上げる」と述べた。

 同省は全日空など4社にも厳重注意処分を伝えた。


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