NY株反落、年初来安値 351ドル安、金融政策嫌気

ニューヨーク証券取引所のトレーダー=19日(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】19日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は米金融政策の先行きを嫌気して大幅反落し、前日比351・98ドル安の2万3323・66ドルで取引を終えた。年初来安値で、昨年11月以来約1年1カ月ぶりの水準。下げ幅は一時510ドルを超えるなど乱高下した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が19日に公表した声明やパウエル議長の記者会見で、来年も利上げを続ける姿勢を示したことで失望売りが膨らんだ。

 世界経済の減速懸念も意識され、投資家がリスクを回避する姿勢を強め、売り注文が広がった。声明発表前はダウ平均の上げ幅は一時380ドルを超えていた。


  • LINEで送る