上海市副市長らが台湾を訪問 中台地方交流、活発化も

夕食会で交流する上海市の周波常務副市長(右)と台北市の柯文哲市長=19日、台北市内(共同)

 【台北共同】中国上海市の周波常務副市長をトップとする代表団約140人が台北市との都市間交流のため19日、台湾を訪問した。11月の統一地方選では対中融和路線の野党、国民党候補が多数当選した。次期首長らは中国との経済関係強化を求めており、与党、民主進歩党(民進党)政権の公的対話が途絶える中で地方交流が活発化しそうだ。

 台北市と上海市は2010年から都市間フォーラムを開催しているが、上海側は市長が訪台した第1回に次ぐ高位の常務副市長を派遣。周氏は到着した市内の松山空港で「このフォーラムは両岸(中台)都市交流では最重要の場で、都市協力の手本だ」と強調した。


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