札幌、消臭未実施で大量廃棄か スプレー120本噴射、急速充満

記者会見で謝罪するアパマンショップリーシング北海道の佐藤大生社長。手前右は消臭スプレー缶=18日夜、札幌市北区

 札幌市豊平区の爆発事故で、発生元とされる不動産仲介「アパマンショップ平岸駅前店」を運営する「アパマンショップリーシング北海道」の佐藤大生社長(39)は18日、スプレーを使う消臭サービスを顧客と契約しながら実施していないケースがあったと明らかにした。

 札幌市内で記者会見した佐藤社長によると、男性店長が店内にあった新品のスプレー160本のうち、120本を廃棄しようとした。「爆発直前、店の1階で120本の中身を一度に噴射した。可燃性という認識はなかった」と話したという。北海道警は、店内に多量のガスが急速に充満し、爆発につながったとみて調べる。


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