群馬ヘリ事故、遺族会結成 原因究明、補償など要請

 群馬県の防災ヘリコプター「はるな」が8月に墜落した事故で、亡くなった9人のうち群馬県内の消防職員7人の関係者が17日、遺族会を結成した。大半が所属していた吾妻広域消防本部(同県東吾妻町)で初会合を開催。県や運航委託先の東邦航空(東京)に早期の原因究明や安全態勢の整備、遺族への補償などを求めていく方針を確認した。

 遺族会長には同消防本部警防課の課長補佐だった田村研さん=当時(47)=の父親富司さん(77)が就任。遺族の中には事故のショックで体調を崩しても、相続などの関係で補償を受けられないケースもあるとして「各遺族の気持ちをまとめたい」と話した。


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