金正恩氏、父親の正日総書記追悼 死去7年、核言及せず

17日、クムスサン太陽宮殿を訪れた金正恩朝鮮労働党委員長(奥の前列左から6人目)ら=平壌(朝鮮通信=共同)

 【平壌、北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金正恩朝鮮労働党委員長は金正日総書記死去から7年を迎えた17日、党幹部らと共に、金正日氏の遺体が安置されている平壌のクムスサン太陽宮殿を訪れた。「一歩も譲歩せず、総書記の構想と念願を実現するために闘っていこう」と述べ、結束を呼び掛けた。

 正恩氏は「この7年間、遺訓を貫徹するために闘ってきた」と語った。ただ、同通信が伝えた金正恩氏の言葉には金正日氏が推進した核開発への言及はなく、17日付の党機関紙、労働新聞の社説も核には触れなかった。非核化を巡る対米交渉を意識した可能性がある。


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