イタリアでアルゲリッチ音楽祭 テーマは「大分からローマへ」

ローマで開かれたコンサートで演奏するマルタ・アルゲリッチさん(右)=16日(Musacchio―Ianniello―Pasqualini提供・共同)

 【ローマ共同】世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチさんが総監督を務める「別府アルゲリッチ音楽祭」の20周年を記念し、同音楽祭のローマ公演が16日開かれた。3千席近いホールを埋めた聴衆が「今、大分からローマへ〜音楽が結ぶもの」をテーマとした演奏に酔いしれた。

 コンサートにはバイオリニストの竹澤恭子さんや豊嶋泰嗣さんのほか、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団のソリストたちも参加。動物の鳴き声などを表現したサンサーンスの「動物の謝肉祭」や、ハッピーバースデー変奏曲などが演奏された。

 同音楽祭は1998年から大分県別府市などでほぼ毎年開かれている。


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