森林と人権守るチョコレートを ベルギー政府とチョコ業界が署名

ブリュッセル国際空港内にあるベルギーチョコレートの店=6日(共同)

 【ブリュッセル共同】チョコレートで有名なベルギーのチョコ業界や政府、非政府組織(NGO)などは17日までに、原料カカオの産地の熱帯雨林破壊や人権侵害との絶縁を誓う憲章「チョコレートの向こう側」に署名した。

 西アフリカなどではカカオ栽培のための森林伐採や児童労働が指摘されている。ベルギー名物の良いイメージ維持のため、憲章は2030年までにチョコ生産のための伐採を終わらせ、カカオ農家が生計を立てられる対価を支払うなどとしている。

 署名したのはゴディバやガレーなど日本でも有名なチョコメーカーが加盟する業界団体や関係閣僚、国際NGO、大手スーパー、大学など。


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