廃炉ロボコン、長岡高専が優勝 デブリ除去に挑む

廃炉創造ロボコンで最優秀賞に輝いた長岡高専のメンバー。中央はリーダーの小林勇人さん=15日午後、福島県楢葉町

 ロボット製作を通じて若い世代に東京電力福島第1原発の廃炉に関心を持ってもらおうと、高等専門学校(高専)の学生らを対象とする廃炉創造ロボコンが15日、福島県楢葉町で開かれた。炉心から溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出す想定の課題に国内外の16チームが挑み、国立長岡工業高専(新潟県長岡市)が最優秀賞に輝いた。

 参加者は、ロボットを内径24センチ、長さ4メートルのパイプを通して原子炉圧力容器を支える基礎部分に進め、約3メートル下のデブリに見立てたボールを取って、制限時間の10分以内にスタート地点に戻すことを目指した。長岡高専は唯一課題をクリアした。


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