不適切入試、助成金の減額検討も 認定の私立大8校

 14日公表の医学部入試に関する文部科学省の緊急調査で9大学の不適切入試が認定されたことを受け、同省は今後、うち8校を占める私立大への助成金減額も視野に検討を進める。学生数や教員数などに応じて毎年国が補助金を支出しており、減額されれば経営面でのダメージも大きくなりそうだ。

 私学助成の取り扱い要領には、入試の公平性が害された場合のペナルティー規定がある。8校のうち、女子や長期浪人生を不利に扱っていたことなどが8月に発覚した東京医科大は、既に本年度分の助成金交付が保留となっており、来年1月に正式に減額が決まる見通しだ。


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