警部補ら呼気検査怠る、警視庁 犯人隠避容疑で書類送検

警視庁

 酒を飲んで乗用車を運転した可能性がある男性の呼気検査を怠ったとして、警視庁は14日、犯人隠避の疑いで、田無署地域課の男性警部補(47)と男性巡査部長(41)を書類送検した。警視庁は同日、警部補を減給100分の10(3カ月)、巡査部長を同(1カ月)の懲戒処分にした。

 書類送検容疑は3月28日未明、東京都西東京市の市道で、車を電柱に衝突させる物損事故を起こした男性の呼気検査などの捜査を怠った疑い。

 警視庁によると、2人は当時、同署交通課に所属し、事故対応に当たっていた。調べに「業務負担を増やしたくなかった」と話している。


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