イエメン内戦、部分停戦で合意 国連発表、港湾都市ホデイダで

13日、ストックホルムの近郊で握手するイエメンの武装組織「フーシ派」の代表(右)と暫定政権のヤマニ外相(左)。中央は国連のグテレス事務総長(AP=共同)

 【カイロ共同】イエメン内戦を巡り、国連のグテレス事務総長は13日、国連物資などを運び入れる物流拠点の港湾都市、ホデイダを含む西部ホデイダ州内での停戦に、内戦当事者の双方が合意したと発表した。スウェーデンの首都ストックホルムの近郊で開かれた和平協議後、記者会見で明らかにした。

 国連は年明けにも協議を継続する方針。グテレス氏は、和平に向けた「大きな一歩」と強調した。

 ホデイダは、イランが後ろ盾の武装組織「フーシ派」が実効支配。サウジアラビアの支援を受けて奪還を目指すハディ暫定政権軍との激戦地となり、飢餓の危機に陥っている市民への被害拡大が懸念されていた。


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