関東で唯一のラッコ死ぬ、茨城 国内飼育8匹に

アクアワールド茨城県大洗水族館のラッコ「カンナ」(同館提供)

 関東唯一のラッコとしてアクアワールド茨城県大洗水族館(同県大洗町)で飼育されていた雌の「カンナ」が11月に死んでいたことが13日、同館への取材で分かった。ラッコは絶滅危惧種に指定されており、カンナの死に伴い、国内の水族館などで飼育されるラッコは8匹のみとなった。

 同館によると、カンナは2003年に神戸市の須磨海浜水族園で生まれ、1歳半ごろから大洗で育った。10月25日に15歳の誕生日を迎えたが、11月に入って徐々に食欲が減っていき、同月27日に死んだ。今月21日まで館内のラッコ水槽前に写真展示などの追悼コーナーを設置している。


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